【ラーメン55点】立川 南木商店 味噌とんこつ味玉ラーメン

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お味 ★★★★☆
値段 ★☆☆
お店 ★☆
健康 ☆

会社を出て、寒さに体を震わせる。
11月中旬。
すっかり外気は冬に向けて熱量を下げ、鋭利な刃物のような空気が肌を刺す。

「寒い…今日は何か温かいものを食べよう」

まっさきに頭に浮かんだのはラーメンだった。
頭の中の立川データベースに高速で検索をかけると、2つの候補があがる。
「麺屋かぐら」と「南木商店」。
かぐらは絶品である、がまぜそばの店であるので、体を温めるという目的には向かない。
南木商店は昔に1度だけ行ったことがあるが、ぼんやりとしか覚えていなかった。
しかし、そこそこ美味しかったということだけは覚えている。

「今日は南木商店行ってみるか」

温かくてそこそこ美味いラーメンを食べたい気持ちであったので、それほど期待もせずに店に向かった。

南木商店は、立川駅を南に出て、国立方面に少しあるいたところの、ラーメン屋が集まる「らーめんたま館」という施設内にある。
施設という表現をするより、小さなテーマパークのようなものだ。
それも本当に小さい。4店舗しか入っていない。

施設内に入ると、4店舗のカウンターが見渡せる。
厨房を囲むようにカウンターが設置された、ボックス型になっているのだ。
そこでハッと異変に気づく。

なんと、1店舗は席が満員で、その他の店は1人いるかいないかという状況なのだ。
その1店舗とは、「立川マシマシ」。
最近巷で話題の、いわゆる「二郎系」と呼ばれるラーメン屋だ。
野菜やら脂っこい肉やらがドカ盛りにされて、チョモランマのフィギュアに見えてくる。

さすがにチョモランマに登る気分にはなれなかったので、予定していた南木商店の食券機に向かう。

「た、高い…」

最も安いノーマルなとんこつラーメンで700円。
食べたかった味噌とんこつラーメンは800円。
それに味玉が付くと900円だ。

私は味玉が大好きなので、結局900円の味噌とんこつ味玉ラーメンの食券を買う。
1000円札を入れたのに100円玉1枚しか返ってこないのは切ないものだ。
新人社会人にはなかなかキツイ。

さあこれだけ払ったなら美味しいラーメンを食べなきゃ納得出来ないのが人間の性なわけで。
そこそこなら良いと思っていた気持ちが、泡が潰れるように消えていきました。

食券を気の良さそうな覇気のある店主に渡し、待つこと15分くらい。

「お待ちどうさまで〜す」

運ばれてきたラーメンは、とても美味しそうだった。

20141119-083907.jpg

見た目は完璧である。
とんこつ色のスープの中に、味噌ラーメンを連想させる胡麻が見える。
チャーシューも炙られていて、良い色をしている。
一つだけ欲を言えば、味玉が割れていた方が、黄身が見えて綺麗だ。

さて、スープを一口。

「温かい…」

お店に入っても下がった体温を引きずっていた私の体に、熱々のスープが染み渡る。
寒い日に食べる温かいラーメンには、幸せが詰まっている。
そんなポエム的な気持ちの悪いことを思うほど温かさが嬉しかった。
900円で買える小さな幸せである。

スープはとんこつ寄りとも味噌寄りとも言えない、ちょうど中間という味で、捉えどころが難しい。
しかし、とんこつと味噌、両方のコクがどちらも生きており、深みのある味となっていた。
1口すすると、とんこつのトロトロさがまろやかに口の中を包み、食べ進めていくうちに味噌の辛味が台頭してくる。
コッテリ系を食べたいときにはピッタリなラーメンといえよう。


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